人情ヒッチハイクで3回目の日本縦断!

過去2回、ヒッチハイクで日本縦断を達成してきた現役大学生ヒッチハイカーが、「3回目のヒッチハイク日本縦断」に挑戦。旅先での出会いから学んだことや、ヒッチハイクのノウハウなどヒッチハイクに関する情報を発信していきます。

鬱病の人を笑顔に変えたミニチュアサンプル 女性職人が語る“つくる喜び”とは?

【ヒッチハイカー’s インタビュー】
旅先ならでは、ヒッチハイクならではの出会いを通して様々な人の姿を紹介していくこのコーナー。今回は第11弾!



出会ったのは、

「ミニチュアサンプル職人」



宮城県仙台市ヒッチハイクをし、ある夫婦のお宅に泊めてもらった。


この夫婦、実は昨年のヒッチハイク旅の中で、新婚旅行中だったにもかかわらず、函館-札幌間を乗せてくれたツワモノ夫婦!

ちょうど1年ぶりに再会した。


今回のインタビュー対象は、奥さんであるKさん。





Kさんが凝っているのは、ミニチュアサンプルづくり

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↑これが実際の作品。
カロン、パン、ケーキ…美味しそう…。
本物そっくりのミニチュアサンプルたち。


クオリティの高さはもちろんなのだが、驚くべきなのはそのサイズ!実は、10円玉ほどの大きさなのだ!本当に小さくて細かい。作品のレベルが高すぎて、楽天のネットショッピングやフリーマーケットで出店しているほど。

完全に趣味の域を超えてます(笑)



「今では、「次の出店はいつですか?」
と聞いてくれて私の作品を心待ちにしているファンまでついてくれてとても嬉しいね!」




そもそも、ものづくりが好きになったきっかけは何だったんですか?



「小さいころから手を動かすのが好きだったね。母が厳しくてよく怒られたりしたんだけど、手芸とか自分が作ったものだけは褒めてくれた。それで自分が認められていると感じることができたんだね。私は承認欲求がとても強い人間だから、人から認められるのが嬉しかったの。それがものづくりのきっかけかなあ。」

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なるほど、手芸を通して人から認められることで、自分の存在を実感していたんですね。




「だから私は、“自分のため”にものをつくるんじゃなくて、“相手に喜んでもらうため”にものをつくってるの!その想いをずっと大切にしてるなあ。私の作品を見て、「すごい!かわいい!ほしい!」という声をあげてもらえることが何よりも大きなモチベーションになるし、もっといいものをつくりたい、っていう気持ちが湧くの!」



(なるほど、ただ単に好きだからつくるのではなく、相手に喜んでもらえるためのものづくりなんだな...)




ものづくりをしていて今までで一番嬉しかったこと、印象に残っていることはありますか?




「あるよ。数年前に「友人のためにケーキのミニチュアサンプルを作ってほしい」という依頼があって、ミニチュア誕生日ケーキを一生懸命作ったのね。
そのプレゼントをもらった人が、実は鬱病で引きこもり気味で笑わなかった人だったみたいで…
そんな人が、私が作ったミニチュア誕生日ケーキを見て、とても嬉しそうな表情で笑ってくれた、というのを依頼者から聞いて、とても幸せな気持ちになったんだよね!
ああ、私の作品が、今まで笑うことの少なかった人を、笑わせることができたんだって思ったら、つくって良かったなって。
このときに感じた、“ものをつくる喜び”は今でも鮮明に覚えてるし、忘れられないね。」



(いい話だなあ…)



「せっかくだから、ミニチュアサンプルのキーホルダーをプレゼントするね!」


と言って、サンドイッチのミニチュアサンプルをキーホルダーにして僕にプレゼントしてくれたKさん。



そのミニチュアキーホルダーをお守りとして、そしてさらにヒッチハイク日本縦断!」と大きく書いた旗をバックパックにくっつけてもらい、僕は仙台をあとにしたのだった…

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出会えてよかった、ありがとう。




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