「なぜ、断食をするの?」トルコ人トラック運転手が教えてくれたイスラム教の考え方
【ヒッチハイカー’s インタビュー】
旅先ならでは、ヒッチハイクならではの出会いを通して様々な人の姿を紹介していくこのコーナー。今回は第8弾!
出会ったのは、
「トルコ人のトラック運転手」
今回初のトラックに乗せてもらった。
「オニイサン、ノッテイク?」
なんと、外国人ではないか。
彼は、トルコ人のトラック運転手アディさん。これまた面白い出会いである。
※「ヒッチハイク=トラックに乗せてもらう」というイメージがあるかもしれないが、実はトラックは基本的に乗せてくれない。会社に雇われているトラック運転手は会社の規則でヒッチハイカーを乗せるのはダメと言われているからだ。乗せてくれる場合は個人所有のトラックを運転している人たちが多い。
「オニイサン、オヒル、タベタノ?」
食べてません。
ということで、コンビニ弁当をおごってもらった。
「ボク、カミサマニ、オイノリスルネ。オニイサン、サキニ、タベテテイイヨ!」
ん?
見ると地面に布を敷き、土下座をするようなかたちで、ブツブツと神に祈りを捧げているではないか!
5分ほど、ずっとお祈りが続く。
トルコ人の98%はイスラム教信者。
1日5回、決まった時間に神に礼拝をするそうだ。
映像では見たことあったけど、実際に生で見たときはびっくりした。
せっかくなので、
アディさんにイスラム教の考え方を教えてもらった。
その中でも特に印象に残った考え方をまとめてみた。
?「困っている人は助けなければいけない」という考え方
イスラム教の考え方はバイブル「コーラン」に基づいている。
ムハンマドというおじさんがアッラーという神様のコトバを預かり、そのコトバを集めたものがコーラン。
そのコーランには、困っている人を見たら必ず助けなさいという教えがあるらしい。
「何かいいことをすると、のちのち自分にいいことが返ってくるよ」という考えと一緒だ。
?なぜ、「神」に祈りを捧げるのか?
イスラム教では神の存在を信じ、1日5回神に祈る時間がある。
地球を作った、人間を作ったのが唯一の神様アッラー。そんな偉大なアッラーに感謝しなければいけない。言葉だけの感謝ではなく、カラダを使って感謝をしろ、という教えがある。それが礼拝というかたちになったそうだ。
?断食の本当の意味とは?
断食の意味は、断食することで食のありがたみを理解することだという。
実際に何も食べなかったらお腹が空く。お腹が空いても何も食べられない。お腹が空いてるときに食べるものは何でも美味しいしありがたい。定期的に食のありがたみに気づき、感謝の気持ちを忘れないための断食だそうだ。
「いただきます」と似たような考え方だと思った。
僕は特定の宗教を信じているわけではないけど、さまざまな宗教の価値観を知ることは大切だと思っている。
こうしてイスラム教の考え方を本場のトルコ人から教わって勉強になった。
イスラム教は日本人でも受け入れやすい考え方だなと思いました。
最後に、
「オニイサン、ナマエハ?」
たっきーです!
「ターキーダネ。トルコトイッショ、オボエヤスクテイイネ!」
トルコは英語名で「ターキー」
僕のあだ名は「タッキー」
トルコに縁を感じた。
お後がよろしいようで…。
出会えて良かった、ありがとう。
↓ランキングに参加してます!今のところ5位です。ゴールまでに目指せ1位!クリックしていただけると嬉しいです。お願いします!
iPhoneからの投稿