『人を見た目で判断しない』〜ギャル男との出会いで教わった教訓〜
【ヒッチハイカー's インタビュー】
このコーナーでは、僕が旅先で出会い、お世話になった人たちを紹介していきます。
普段ではなかなか出会えない、ヒッチハイクならではの出会いを通して、様々な人たちの姿を伝えていければいいなと思っています。
記念すべき第一回目の人物は…
『東京から屋久島までチャリを漕いで来たギャル男』
屋久島で縄文杉を目指している最中に、一人のギャル男と出会った。
写真を撮ってもらうための会話をきっかけに、お互いに一人で来たということで一緒に縄文杉を目指すことになった。
見た目は28歳くらいのギャル男…
一応、年齢を聞いてみると、
ギ:「ハタチっす!おいくつですか?」
なぬ、ハタチ?!年下やんけ!
ギ:「俺、東京からチャリでここまで来たんっすよ!ヒッチハイクすごいっすね!」
なぬ!なぬ!なぬ!!
見た目によらず、やるなコイツ!
彼との出逢いはこんな感じで始まった。
彼は、東京の大学に通う大学2年生のツバサ。
僕のあだ名が「たっきー」なので、
「たっきー&ツバサ」ではないか!彼とは運命を感じた。
サーフィン好き。クラブと居酒屋で夜通し働き大学へ行くという、なんとも破天荒な生活。これだけを見れば、「ただのチャラそうなギャル男」であるが、やはり気になるのは、
「なぜ、チャリで東京から屋久島まで来たのか?」ということだ。
ギ:「ゼミの先生に将来の方向性を決めろと言われたんですよね。自分は海が好きなので、将来は海に関わる仕事がしたいという想いがあり、海沿いの道を通って旅をしながら海に関する仕事をいろいろと見てみたかったんすよ。それでチャリ旅を始めちゃいましたね(笑)」
なるほど、それはかっこいい。
ギ:「でもね、初日でそんなのどーでもよくなりましたよ。チャリはマジで大変で、生きてるだけで精一杯でした泣
だから、早く帰りたいっす、マジで…」
「早く帰りたい。もうこんな旅は一生したくない。」そんなコトバが印象的だった。
ギ:「俺、高校までガチで野球やってて。阪神の藤浪は僕のダチっすよ!」
藤浪とダチって…(笑)すごいヤツだな。野球部で培った根性や体力が支えとなって、なんとかここまで来れたのだろう。
そんな話をしているうちに、縄文杉に到着。
ギ:「ヤバっっっ!!これはマジで最高っすね!!」
そんな彼の表情は、「帰りたい」というコトバとは裏腹に、目を輝かせて「Twitterでつぶやきてぇ!」と縄文杉の写真を撮りまくっていた。
最後に聞いてみた。
「もう本当に、旅はしたくない?」
ギ:「やっぱり、またしたいっす!次はヒッチハイクで(笑)!!」
体力だけではなく、旅先でのたくさんの感動が、辛いながらも屋久島まで漕いでこれた一番の原動力なのだろうと思った。
見た目とは裏腹に、やんちゃな一面だけでなくしっかりと物事を考えて行動していたギャル男に出会い、刺激をもらった。
そして、人を見た目で判断せず、相手の中身を知ることの大切さを改めて学んだ。
出会えてよかった。ありがとう。
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