熊本のお笑い芸人と出会ってほっこりした話
【ヒッチハイカー’s インタビュー】旅先ならでは、ヒッチハイクならではの出会いを通して様々な人の姿を紹介していくこのコーナー。今回は第2弾!
出会ったのは、
「笑いで生きる 熊本のお笑い芸人」
熊本市の商店街を歩いていたときのことだ。
「おい、旅人!こっちおいで!」何やら怪しげな男3人組(疑ってごめんなさい)に手招きされ、話してみると、彼らは熊本で活躍するお笑い芸人とのこと。
お笑い芸人と出会えるのもヒッチハイクならではだな、と思った。
「今夜はどうする予定?」
野宿しようかと。
「それはいかんな。泊まるところだけでも手配してあげたいなあ。う〜ん…よし、久しぶりに路上ライブでもやるかー!」
(まさか、路上でお笑いライブ!?)
「まあ、見てろって!」
...このような流れで、ゲリラ路上お笑いライブが始まった!
「料理のさしすせそ。さは砂糖のさ。しはシュガーのし。」
「また甘いやつきたっ!しかも同じ意味〜っ!(かぶり気味にツッコミ) 」
「すはスウィーツのす」
「どんだけ甘党なんだよ!だからお前そんなデブなんだよ!」
と、こんな感じでテンポよくボケとツッコミのコンビネーションが炸裂していく(笑)
彼らは漫才、ショートコント、モノマネをやり、僕を笑わせてくれた。
さすがプロの芸人だな、と感心した。
途中から足を止めた通行人たちがチラホラ集まってきて、ネタが面白ければ、芸人の前に置かれた帽子の中にお金が入れられていく。
千円札を入れていく人もいれば、10円玉を入れていく人。そのまま去っていく人。
いろんな人がいて見ていると面白い。
2時間ほどで帽子の中には4000円ほどのお金が集まっていた。
人が去っていっても、スベってもネタをやり続けるメンタルの強さ。
お金を入れてもらうために、立ち止まった人たちに営業をかける口のうまさ。
彼らから見習うべきところがたくさんあった。
そろそろ帰ろうと思ったときに、
「君がヒッチハイクをしている姿を見て俺たちもやる気が出た。ありがとな!」
と言って、芸人さんたちは4000円が入った帽子の中から千円札を1枚取り出し、僕に渡してくれた。
「気をつけてヒッチハイクして来いよ〜!」
(嬉しいなあ…)
千円以上の価値があるそのお金で、僕は野宿ではなく、ネットカフェに泊まった。彼らのおかげでほっこりとした気持ちで、ゆっくりと体を休めることができたのだった…
めでたしめでたし。
出会えてよかった、ありがとう。
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