中学3年生の不良少年が伝えた「ありがとう」の気持ち
【ヒッチハイカー’s インタビュー】
旅先ならでは、ヒッチハイクならではの出会いを通して様々な人の姿を紹介していくこのコーナー。今回は第5弾!
出会ったのは、
「中学3年生の不登校不良少年」
ある親子に乗せてもらった。
中学3年生の少年と、その母親だ。
中学3年生ということは、今年は受験生だね。
母「いや、この子は学校も行ってないのよ。何してるんだか。」
そう母親が言っている間に、後部座席で少年がタバコに火をつけ、喫煙しているではないか。
少「ふぅーっ、タバコうめぇ!酒も飲みてぇなぁ!パチも行きてぇ!」
15歳で喫煙・飲酒・パチンコ。しかも母親は何も言わない。
このときは驚いたと同時に、「なんなんだこの家庭は!」と半ば呆れてしまった。
そんな彼らとの出会い。
ヒッチハイクのこと、大学のことなど、自分のことをさらけ出した。
すると、彼らの家庭環境のことなど、相手側も自分のことをさらけ出してくれた。
次第に打ち解けてくる…
少「俺もヒッチハイクやってみてぇ!早稲田大学までヒッチハイクして、兄ちゃんのとこに会いに行こうかなぁ!」
(こいつ、話してみるといい奴じゃん。)
少「母ちゃん、兄ちゃん腹減ってるだろうからご飯ご馳走してあげようぜぇ。あの美味い寿司屋に連れていってあげようや。俺も寿司食いてぇし。」
本当に美味しいお寿司をご馳走になった。
かれこれこの親子と3時間ほど一緒にドライブしていたが、その間に不良少年はタバコ1箱分を吸い終えていた(笑)
最後、彼ら親子と別れるときのことだ。
僕は、旅先でお世話になった人たちからオリジナル旅Tシャツに寄せ書きをもらっていて、せっかくなので不良少年にも書いてもらった。彼が書いた言葉が意外だった。
「親に感謝」
15歳の不良少年が、目の前にいる母親に伝えた感謝の気持ち。
母親はとても幸せそうに笑い、不良少年はとても照れくさい表情で笑っていた。
その場は、なんとも言えない、温かい空気に包まれた。
少「俺は頭が悪ぃから早稲田には入れないけど、ヒッチハイクで早稲田に行ったときは、兄ちゃん待ってろよぉ!」
温かい心を持った不良少年にほっこりとさせられた。
出会えてよかった、ありがとう。
長崎はとにかく坂が多かった。
↓よろしければ、クリックしていただけると嬉しいです。お願いします!
↓よろしければ、クリックしていただけると嬉しいです。お願いします!
iPhoneからの投稿